仏事Q&A

まだちょっと、書きかけです。

ご注意

 お檀家さまからご質問を頂くとき、僧侶の答えはオーダーメイドが本来です。お尋ねになった方が理解して、納得して、実行が出来るものでなければ、正しい答えとは申せません。
 例えば、買い物に不自由されているご高齢のお檀家さまのお宅へ伺って、「花が枯れていたらダメですよ。」と言ったとしら、それは単なる意地悪になってしまいます。むしろ、「少しくらい枯れていても大丈夫ですよ。」とお話しすると思います。
 けれども、この「少しくらい枯れていても大丈夫ですよ。」だけが抜き出されたり、ひどい場合には「枯れていても大丈夫」だけが一人歩きしたりして、花屋さんやスーパーに行くことが苦ではない方に「あっそうか、あのお坊さんは花が枯れていても何も言わないな。」と解釈されてしまうと、これは正しい答えではなくなってしまいます。
 何事においても「~しないとダメ」や「~しなくても良い」といった極論での解釈をしないでください。とにかく、仏さまのご供養、おまつりの仕方は「精一杯、させて頂く」を基本としてください。

 さて、私たちは異なる部分を見つけるのは得意ですが、同じ部分を見つけるのは苦手です。
 例えば、男と女と言われたら、その違いにばかり目が行きますが、仏さまの大きな目で見れば、ほとんど一緒で、違いはほんの僅かです。
 ご供養、お祀りの仕方についても「宗派によっての違い」「お寺によっての違い」「お檀家さまによっての違い」と、どうしても違いに気を取られるのは仕方ありません。けれども、「どこが一緒であるか」に注意を払って頂ければ、「何が根本であり、大切なことであるのか」にお気付き頂けると思います。そうして、「ここで書いてあることと他で聞いたことが違う」と右往左往しないで頂ければと思います。

お線香の本数は?
お仏壇の場所や向きは?
…などを書く予定です。

お仏壇

お仏壇の場所
 いちばん大切なのは「ゆっくりと手を合わせ、おまつりできる場所かどうか」です。できれば太陽の光が差し込んで、物が散らかっておらず綺麗に片付いた、お客様が来られたらお通しするよう部屋が良いでしょう。客間や床の間がそういう場所なので、当然ながら第一の選択肢となります。
 あるいは、お祀りされる方が毎日の生活の中で、自然と拝めるようなリビングも良いでしょう。お仏壇の存在を感じながら、日常を過ごせるような場所です。ただしこの場合、お仏壇や周りを綺麗に保つよう心掛けてください。
 地震で倒れないようには必ず注意してください。お仏壇を棚の上に安置されるときは、あまり小さな棚ですとバランスが悪くて倒れやすいですし、そもそも花瓶やお供え物が並べられません。「とりあえず」な場所に安置してしまうと、危ないですし結局は不便です。家具の配置替え、簡単な造作も考慮してください。
 細かな点ですが、座った時に(正座、椅子どちらのスタイルでも)、お位牌が目線よりも少し上にくるようにすれば、手を合わせて拝む際に自然な姿勢となります。

お仏壇の向き
 どの方角であっても構いませんので、向きよりも前段の「きっちりとお祀り出来る場所」を優先してください。南向きにしたいからと無理な場所にお祀りすれば、しっかりと拝めなくなって本末転倒です。ご自身でお考えになった「良い場所」に祀って「自然な向き」が正解です。